福祉理美容に対する考え方

一般的に美容サービスを利用すると、一様に喜々とした快の表情が生じるなど、情 緒面の変化や自尊感情が高まり「外出をしてみたい」「髪型に合ったおしゃれをし てみたい」といった精神活性化にもつながります。福祉理美容において、その気持 ちはより重要な部分を占めるのではないでしょうか？福祉施設・医療施設や在宅介 護などで様々な条件下におかれた利用者への技術提供が必要となるため、介護知識 技術を習得したうえでの対応は、安心と快適を生み、利用者の自律神経活動の賦活 へとつながります。また、ＱＯＬ（生活の質）の向上のみならず、失われた社会性 の回復を図るうえで、極めて有効適切なサービスのひとつと考えております。

“髪や”では福祉の現場において、的確かつ迅速に対応できる人材教育のため、理 美容技術と介護技術を兼ね備えた新たなスタイル【理美容福祉師 】という資格制度 を確立させました。「高齢者の身体機能の特徴」「高齢者に起きやすい事故とその 予防」「高齢者のコミュニケーション障害の特徴」さらには、「高齢者・障がい者 に対する理美容施術方法」などの、介護理論と福祉理美容技術を学び、また実際に 施設や在宅での現場実習の過程を経て、福祉社会に貢献できる真のスペシャリスト 養成を目的としております。